わたしは先月「正社員を目指すため辞めるんや！」と6年働いたパートを退職し、転職エージェントを使った。そのときモヤっとし悔しかったのと同時に、現実にぶち当たった。
それは「なぜ今まで就職しなかったのですか？」って言葉だ。
私は高校卒業から一度も正社員の経験がない。
経歴的に高校卒業から今までずっと”空白”になるとハッキリ言われたのだ。
1度も”就職してない”って括られることが結構ショックだった。
パートで6年間働いたことはカウントされない。私はパートでも自分の役目を果たすために働いていたつもりだった。それが”ないこと”にされるのが悔しくて悲しかった。これが社会か！とも思った。
私は前職に就くまで、短時間でも同じ職場で働けなかった。
前職に勤めてから設定したハードルは「短時間の勤務でも１年以上続ける」「休憩あり６時間以上の勤務ができるようになる」だった。
世の中で働く人たちからしたら当たり前のことで、なんて低いハードルなんだと言われちゃうと思う。
それすら当時の私は越えられるか分からないハードルだった。
結果的に実働７時間になれたし、1人で部門の担当者も任せてもらえたし、最初に設定したハードル以上のことは出来たと思っている。
だから私的には、この6年間でプラスの状態になれたと思っていた。
でも考えてみたらそもそもマイナススタートだったし、一般的に見るとようやくゼロスタートになっただけだったのかなあとも思ったり。
転職エージェントの研修や面談に参加するたびに周りの参加者たちがプラスの人たちに見えて、自分がいる位置は全然プラスじゃないと思えた。
そんな周りについていこうとするほど「地に足がついてない・背伸び状態になってる」と強く感じることが多くなった。
私はこれまでの経験上「背伸びしたまま物事を進める」状態ではうまくいかない。
これが私が周りから「甘い」「弱い」と言われる所以かもしれないけど、私はもう背伸びしたくない。
側から見て「低いハードル」でもしっかり地に足つけて越えていきたい。
正社員未経験のタイムリミットが近づいていて、漠然とした焦燥感の追われて不安になってしまうけど、正社員にこだわりすぎず、地に足つけて跳び越えられるハードルを設定し「できた」を積み重ねていきたい。（ハードルは今までよりちょっとだけ高めにして！）
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